パスタは道具(調理器具)にこだわるほど美味しくなる、楽しくなる、愛おしくなる。道具も調味料もこだわってほしい。必ずあなたのパスタは変身する。素人に良い道具は必要ないと思っている方がいたら人生を損している。むしろプロより技術が劣る素人こそ道…
「ぺぺたま」とはペペロンチーノに卵を絡ませたパスタ。イタリアンと和風パスタ、洋と和。マイケル・ダグラスと高倉健が共演した『ブラックレイン』のようなパスタ。簡単なのに美味しい。パスタの真髄を教えてくれる。 ぺぺたまの発祥 ぺぺたま(王道) ぺぺ…
ミートソースと並ぶ家庭パスタの代名詞がナポリタン。「今日のお昼スパゲティにするけど、ミートソースとナポリタンどっちがいい?」そんな母親の声で育ったひとも多いだろう。「たまには喫茶店のナポリタンが食べたいな」なんて小洒落たことを言えば、社会…
ジェノベーゼは日本で市民権を得ているが、トラパネーゼを飲食店で見ることはない。レトルト食品を見かけることも人生で一度もない。どちらも具材をミキサーにかけるだけ。北のジェノベーゼ、南のトラパネーゼ。北斗神拳vs.南斗聖拳。リコピン大魔王としてト…
パスタはスター同士がフィーチャリングする料理。カルボナーラfeat.ペペロンチーノ、カルボナーラ with アラビアータ。その中でもナポリタンfeat.カルボナーラが最強。人呼んで「ナポリナーラ」。ナポリタンとカルボナーラのセッションを見逃すべからず。 ナ…
パスタは友愛の料理。ユーチューバー顔負けにコラボして作品を完成させる。パスタ界の2大スター、ペペロンチーノとカルボナーラの合わせ技一本。パスタは美味しいものを迷わずフュージョンしてみよう。スーパーゴテンクスのような最強戦士が完成する。 ペペ…
玉ねぎが大好きである。会社員時代は「まいばすけっと」の八王子ラーメンのカップ麺のお世話になっていた。八王子ラーメンとはタマネギたっぷりのラーメン。ローランドやタッキー(滝沢秀明)の出身地。玉ねぎのシャキシャキだけで昼を越えられる。昼はカッ…
恐ろしく簡単なのに恐ろしく美味しい。それがパスタの恐ろしさ。ワイン用語に「マリアージュ」があるように、相性の良い組み合わせだけでパスタも化ける。ペペロンチーノに蛸のマリネを乗せるだけ。 ナポリ風タコのマリネ タコのペペロンチーノ タコのペペロ…
コンビニやミニスーパーの人気商品といえばツナ缶。仕事で疲れた日なんか料理するの面倒くせえ。けど、コンビニ飯じゃなくちょっと洒落たもん食いてえ。そんなワガママちょい悪オヤジの願いを叶えるのがツナ缶パスタ。 ツナ缶の種類(マグロとカツオ) ツナ…
数ある日本の歌の中で最も素晴らしい歌詞のひとつが『朧月夜』 菜の花畠に 入日薄れ見わたす山の端 霞ふかし春風そよふく 空を見れば夕月かかりて におい淡し 作詞は高野辰之。「兎追いし」の『故郷』の作詞家でもある。春の風物詩として鑑賞される菜の花。…
">ペペロンチーノの進化系パスタがポヴェレッロ。ポヴェレッロはイタリア語で「貧乏人」。由来がわからず、食材も貧乏人向けとは思えない。けど、そんな由来はどうでもいい。なぜか飲食店には置いていない。貧乏人だから家で作る。最強の家庭パスタ。貧乏人…
冷蔵庫の余り物で作る。パスタは具材が少ないほうがいいとプロは言う。その通り。でも具沢山のパスタが食べたい。肉、野菜、きのこ。もし自分に子どもがいたら食べさせてあげたいのは具沢山の和風パスタ。 春キャベツとベーコンとキノコの和風バター醤油パス…
双子の弟が新婚旅行でイタリアを訪れたとき、最も美味しかったのが『カチョ・エ・ぺぺ』と言っていた。日本人には馴染みが薄いが、ローマの名物パスタ。カルボナーラ 、アマトリチャーナと並んで「三大パスタ」と呼ばれているらしい(三大〇〇ほどいい加減な…
ゆずコショウをパスタに使おう。夏色に彩られ、栄光への架け橋がかかる。和風パスタといえば麺つゆ、醤油、納豆が三銃士。柚子こしょうも忘れないでほしい。 柚子胡椒とゆず 豚バラの柚子胡椒パスタの材料 豚バラの柚子胡椒パスタのレシピ 柚子胡椒とゆず 柚…
アメフトのSuper Bowlを観戦したら無性にジャンクなアメリカン・フードが食べたくあった。そこで作ったのが「マッケンチーズ(Mac'n Cheese)」。アメリカやイギリスの家庭でよく作られ、冷凍食品や電子レンジで温めるだけのものもある。 映画『ホーム・アロ…
カリフラワーやブロッコリーなど固い野菜をコトコト煮るものを「くたくた野菜」と言う。ほうれん草が余っていたので、ペペロンチーノにしてみるかと思ったら大成功の成功のトラ・トラ・トラだった。ベーコンと合わせてバターでソテーするのが一般的だが、ペ…
社会人に「報連相」が欠かせないように、パスタも「ほうれん草」は重要な食材。写真を見た方は「よくあるほうれん草とベーコンのバターソテーか」と思ったかもしれない。侮るなかれ。ただパスタの上に乗せただけではない。和風パスタの底力をケヴィン・ベー…
腹は減ってるけど料理する気力がない。そんなジレンマを救ってくれるワンパンマン。鳥羽シェフのレシピ「めんつゆバターチーズのワンパンパスタ」。衝撃度では歴代最強クラス。パスタの底力を知り、リスペクトの念が湧き上がる。 麺つゆの旨さの秘訣と歴史 …
昔から漫画やアニメでは悪役が好きだった。周りに馴染めず、好き放題に行動していたから叱られることが多く、真面目な主人公より嫌われ者に共感を覚えていた。だから子供たちから嫌われるピーマンも好きだった。大好きなパスタと合わせてみた。 ピーマンのマ…
球春とともに春キャベツがやってくる。またパスタが華やかになる。桜が咲く前の少し寒い春。パスタで温めよう。 春キャベツと冬キャベツ 春キャベツのペペロンチーノ(バター) 春キャベツのペペロンチーノの材料 春キャベツのペペロンチーノのレシピ 春キャ…
巷では味の素をパスタに使うのは邪道だとか、コンソメを使うのは悪魔崇拝だとか不毛なイデオロギー闘争が行われている。そんな紛争に終止符を打つ調味料どころの騒ぎじゃないパスタ。旨ければ正義。調味料こだわり派の概念をぶっこわそう。やばたにえんのパ…
10年前に上京したとき、毎日の朝メシは牛乳とトマト、魚肉ソーセージにRITZ、コンビーフだった。『傷だらけの天使』のショーケンに憧れ、朝メシの真似をしていた。演出は恩地日出夫、 撮影は木村大作。今もテレビドラマ史上最高のオープニング。宝石泥棒に子…
2024年3月2日、下北沢トリウッドで新海誠の特集があった。朝8時50分の『彼女と彼女の猫』から始まり1日9本。14時間12分。最後の『すずめの戸締まり』が始まったのが21時。劇中で出てきた「ポテトサラダ焼きうどん」に猛烈に腹が減った。うどんをパスタに変え…
日本人にとってはレモンとパスタの組み合わせは意外かもしれない。日高良美シェフによるとナポリの南側のソレント半島アマルフィがレモンの名産。そこではレモンパスタが多い。日本のでもレモンのクリームパスタを看板メニューにするイタリアンの店がある。…
ミニストップのアルバイト仲間に生クリームにうるさい人がいた。味にこだわるわけじゃなく添加物が入った生クリームは体がアレルギー反応をおこす。良い生クリームを使っているか必ずわかった。実際、その人が食べられるスイーツは超美味しかった。体は正直…
カルボナーラに限界なし。パスタに限界なし。「カルボナーラの旨み、醍醐味は〇〇」と断定していも、思わぬ刺客、第三の男がミルコ・クロコップのハイキックのように死角から飛んでくる。カルボナーラにレモンが最強の相性だとは思わなかった。米津玄師は知…
カルボナーラの具材ナンバーワン決定戦に新たな刺客が現れた。マッシュルーム。パスタで使われることは多いが、カルボナーラとの相性こそ最強ではないか。舞茸のようにクセが強すぎず、食感もちょうど良い。カルボナーラのファンはもちろん、カルボナーラが…
いろんな食材とのコラボで魅せるペペロンチーノとは対照的に、意外と具材のバリエーションが少ないカルボナーラ。変幻自在のペペロンチーノ、頑固一徹のカルボナーラだが最強の相棒を見つけてしまった。 アスパラと生ハムのカルボナーラの材料 ペンネ:120g …
ちょっと良いイタリアンで豪華な具材のパスタを食べた翌日は、スーパーで買った食材の和風パスタが食べたくなる。人間は不思議な生きもの。マリオがキノコを食べてパワーアップするように、きのこパスタがいちばん好き。Here We Go 和風ガーリックきのこパス…
「今日は材料切って料理するのが面倒くさいねん」そんな斜陽な日におすすめが長ネギのバターパスタ。なにせ材料カットはネギだけ。包丁が面倒ならビューティフルライフの木村拓哉のようにハサミでチョキチョキしちゃえばいい。超絶簡単ノー技術なのに、食材…