オイルパスタ
恐ろしく簡単なのに恐ろしく美味しい。それがパスタの恐ろしさ。ワイン用語に「マリアージュ」があるように、相性の良い組み合わせだけでパスタも化ける。ペペロンチーノに蛸のマリネを乗せるだけ。 ナポリ風タコのマリネ タコのペペロンチーノ タコのペペロ…
数ある日本の歌の中で最も素晴らしい歌詞のひとつが『朧月夜』 菜の花畠に 入日薄れ見わたす山の端 霞ふかし春風そよふく 空を見れば夕月かかりて におい淡し 作詞は高野辰之。「兎追いし」の『故郷』の作詞家でもある。春の風物詩として鑑賞される菜の花。…
">ペペロンチーノの進化系パスタがポヴェレッロ。ポヴェレッロはイタリア語で「貧乏人」。由来がわからず、食材も貧乏人向けとは思えない。けど、そんな由来はどうでもいい。なぜか飲食店には置いていない。貧乏人だから家で作る。最強の家庭パスタ。貧乏人…
カリフラワーやブロッコリーなど固い野菜をコトコト煮るものを「くたくた野菜」と言う。ほうれん草が余っていたので、ペペロンチーノにしてみるかと思ったら大成功の成功のトラ・トラ・トラだった。ベーコンと合わせてバターでソテーするのが一般的だが、ペ…
巷では味の素をパスタに使うのは邪道だとか、コンソメを使うのは悪魔崇拝だとか不毛なイデオロギー闘争が行われている。そんな紛争に終止符を打つ調味料どころの騒ぎじゃないパスタ。旨ければ正義。調味料こだわり派の概念をぶっこわそう。やばたにえんのパ…
おかげ様でレパートリーが1,000を超えた『パスタの聖書』。はてなブログは記事検索ができないので、パスタ記事の一覧ページを作りました。本の目次のようなページです。固定記事にして日々更新していくので、「今日はパスタ作ってみようかな」と思ったとき覗…
イタリアで修行するシェフが必ず作る、まかないパスタ。チャチャっと作る手抜きパスタが高価な食材や手の込んだパスタを超えることがある。パスタの原点にして摩訶不思議アドベンチャー。パスタの奇跡をお見せしよう。 パスタ・ビアンカとは パスタ・ビアン…
ゴッドファーザーの故郷シチリアにはパン粉を使った郷土料理のパスタがある。炒ったパン粉にアンチョビ、ニンニクが加わればチーズに負けないリッチな味わいとなる。しかも、サクサクッとした食感や香ばしさがたまらない。超シンプルで簡単。超美味い。南イ…
">カレッティエラはパスタ文化を語る上で絶対に欠かせない。フライパンを使わない生の調理でパンチ強し。考案した馬車引きに敬意を込めて作る。アラビアータの唐辛子のパンチと違い、ニンニクのキレをモロに感じることができる。シチリアを代表するパスタ。…
人生で初めて「なめこ」を食べたのは大学3回生。20歳の夏。弟と車で北海道を旅するため福井からフェリーに乗って苫小牧に渡った。夜、フェリー乗り場で食事したとき、なめこ汁しかスープはなく、見た目で嫌っていたが注文。これが美味しかった。イタリア人は…
ペペロンチーノは元々ボンゴレビアンコからアサリを抜いた貧乏パスタ。贅沢を言わない殊勝な心がけのスパゲッティ。どんな変化球にも対応できる万能マン。たまには高い食材を使ってもバチが当たらない。今回は牡蠣を使ったペペロンチーノ、通称「牡蠣ロンチ…
少し贅沢な食材を使って、いつものペペロンチーノをゴージャスに。記念日やご褒美の非日常を彩る絶品のペペロンチーノを紹介。Lemonがめちゃくちゃいい仕事をする米津玄師にも食べて欲しいパスタ。 バニラとナツメグの魅惑 バニラとナツメグとレモンのペペロ…
『マリオブラザーズ』でマリオやルイージが食べて元気になるものは何か?『マリカー』で超速ダッシュができるものは何か?そう、キノコである。キノコがあればなんでもできる。キノコを制する者は元気を制する。 キノコの元気の秘密 キノコのペペロンチーノ…
">すべてのパスタはアーリオ・オーリオに通ず。アーリオはニンニク、オーリオが油、ペペロンチーノが唐辛子。元々はボンゴレビアンコからアサリを抜いた貧乏パスタ。それが今やパスタの代名詞になったのだから歴史は小説よりも奇なり。正式名称は「アーリオ…
残暑お見舞い申し上げます。夏が終わらないので、冷製パスタが美味しい。今回は白だしや大葉を使った和風の冷製トマトパスタ。リコピン大魔王の本領発揮。 トマトと大葉の和風 冷製パスタの材料 カペッリーニ:100g トマト:1個 大葉:10枚 ニンニク:1片 生…
夏を彩る美味しいペペロンチーノ。オクラとミニトマト、ヤリイカの三重奏。モーツァルトやシューベルトのような夏パスタ。 パスタは具材が多いほうが難しい? 材料や作り方を紹介する前に、よく聞かれるパスタの疑問から。具材を使わないシンプルなアーリオ…
週末、ニンニクをスーパーに買いに行くと眼が合ってしまった。ZARDの『この愛に泳ぎ疲れても』の歌詞。出会ってしまった週末の雨に、あなたとの運命感じた。そんな大袈裟なもんじゃないが、今日は黒ニンニクのペペロンチーノを紹介。パスタ好きにとっては「…
オリーブオイルが無いし胡麻油が余っちゃってる。それでもペペロンチーノ作れます。和風のペペロンチーノ、びっくりすると思います。 ごま油ペペロンチーノ ごま油ペペロンチーノの材料 ごま油のヒミツ ごま油ペペロンチーノのレシピ ごま油と筍キムチのペペ…
おふくろの味といえば、タケノコご飯を思い出す(まだ存命で元気)春になると筍を細かく刻み、出汁とともにご飯で炊く。シャキシャキの食感にホクホクの白米の相性がいい。銀シャリをお代わりすることはないが、タケノコご飯は毎回お代わりして3杯も食べた。…
ウニと並ぶパスタの高級食材がカラスミ。正月のおせち料理に顔を出す縁起物。イタリアではメジャーらしいが財布は大丈夫なのだろうか?いざカラスミ。 カラスミを旅する カラスミのペペロンチーノ(スライス) カラスミのペペロンチーノ(スライス)の材料 …
キノコのペペロンチーノは色んな料理人がレシピを公開している。きのこ類は何よりの好物なのできのこのこのこ げんきのこ エリンギ 舞茸 ブナしめじで作ってみた。けど、なぜか美味しくない。味がボヤけている。きのこパスタはボスカイオーラに限るのか?そ…
せっかくパスタの道を歩むならイタリアに行けなくても本国の文化は学びたい。今日紹介するのは南イタリアのカンパーニャ州はアマルフィの郷土パスタ。イタリア語で「スパゲッティ・アッラ・コラトゥーラ・ディ・アリーチ」。アナウンサーの練習に使えそうな…
冬の鍋の多くに配役されているのが「春菊」。苦味が効いて子どもからは嫌われるが、歳を重ねるとその苦味が愛おしくなる。春菊は地中海が原産と言われ、パスタと相思相愛。春菊で作るジェノベーゼと合わせて、ペペロンチーノを紹介したい。 春菊のペペロンチ…
夏はバジルで冷製ジェノベーゼを作りたくなるが、冬に冷製パスタは合わない。けど、ジェノベーゼの味が恋しくなる。温かいジェノベーゼを作ればいいのだが、問題はバジルの値段が高いこと。お財布に厳しい冬に助っ人のように現れるのが春菊。先に言うとバジ…