パスタの聖書

パスタのレシピ、文化を公開。家庭料理で唯一プロの味を超えられるのがパスタ。

クリームパスタ

レモンクリームパスタ〜レモン讃歌のスパゲティ

日本人にとってはレモンとパスタの組み合わせは意外かもしれない。日高良美シェフによるとナポリの南側のソレント半島アマルフィがレモンの名産。そこではレモンパスタが多い。日本のでもレモンのクリームパスタを看板メニューにするイタリアンの店がある。…

マッシュルームのクリームパスタ

ミニストップのアルバイト仲間に生クリームにうるさい人がいた。味にこだわるわけじゃなく添加物が入った生クリームは体がアレルギー反応をおこす。良い生クリームを使っているか必ずわかった。実際、その人が食べられるスイーツは超美味しかった。体は正直…

マッシュルームの炊き込みカルボナーラ

カルボナーラの具材ナンバーワン決定戦に新たな刺客が現れた。マッシュルーム。パスタで使われることは多いが、カルボナーラとの相性こそ最強ではないか。舞茸のようにクセが強すぎず、食感もちょうど良い。カルボナーラのファンはもちろん、カルボナーラが…

パスタの聖書の記事一覧

おかげ様でレパートリーが1,000を超えた『パスタの聖書』。はてなブログは記事検索ができないので、パスタ記事の一覧ページを作りました。本の目次のようなページです。固定記事にして日々更新していくので、「今日はパスタ作ってみようかな」と思ったとき覗…

ココナッツミルクのパスタ〜真夜中のカーボーイのマイアミ

『真夜中のカーボーイ』でダスティン・ホフマン演じるラッツォは不味そうなオートミールのようなものを作りながら言う。「人が生きていくのに必要ものが2つある。サンシャイン(陽光)とココナッツミルク」だと。 なんて粋。なんて愛おしい。だからラッツォ…

ボスカイオーラ〜森の番人パスタ

日本が世界に発信する「〇〇風」といえば、ミラノ風ドリア。全然ミラノと関係ないが、愛嬌があってユニーク。けどパスタにおいては見過ごせないものがある。名前もレシピも文化も間違って伝えられている。それが天高くキノコ肥ゆる秋にピッタリな「ボスカイ…

カルボナーラ〜炭火職人のスパゲティ

">カルボナーラはパスタ界のアイドルにして、最も作り方の論争を呼ぶ風雲児。漫画『美味しんぼ』第25巻の「対決!!スパゲッティ」では海原雄山と山岡士郎が全卵を使ったカルボナーラを全否定し「食べるまでもない」と斬り捨てた。果たしてカルボナーラはそん…

トマトクリームパスタ〜北イタリアの冬のスパゲッティ

オリーブオイルを使わない北イタリアの冬のファンタジー。シェフのファビオさんによると、北イタリアはオリーブオイルよりバターを使うほうが多いらしい。超簡単なのに超美味しい。超シンプルなのに超奥深い。それがパスタの不思議。トマトクリームパスタは…

エリンギとポルチーニ茸のトマトクリームパスタ

日本人だが一番好きなキノコ類はポルチーニ茸である。昔、大和の地元に『K's チッタ』という家庭的なイタリアンの店があった。田舎でちょっと本格的なイタリアンが食べられるので、月1回は通って自分のご褒美にした。家族とも友人とも恋人とも行った。そこで…

キノコのトリュフクリームパスタ〜AIによる世界一のスパゲッティ

2023年はAI元年と呼ばれる。インターネットやスマートフォンが登場したときのように世界は大きく変わろうとしている。質問を打ち込むだけで、あらゆる答えを一瞬で教えてくれるのがAI。ちょっとしたドラえもんのような存在。その中でも特に有名なchatGPTに「…

そら豆のカルボナーラ〜ソラシドのパスタ

春から初夏にかけて旬を迎える「そら豆」。食物繊維やたんぱく質、ビタミン類が豊富で健康に良い。それだけでなく、甘みと風味がパスタの旨味を広げる。以前、グリーチャを紹介したように、基本的にはシンプルなパスタと相性がいい。 今回はカルボナーラを紹…

生クリームとパスタの甘い関係〜アッラ・パンナとブールマニエ

トマトパスタ、オイルパスタなどと並ぶ人気が「クリームパスタ」。トマトソースが醤油ラーメンなら、オイルソースは塩ラーメン、そしてクリームソースが味噌ラーメンといったところ。生クリームをソースに加えることで、なめなかな食感、軟らかい口当たり、…

カルボアラビアータ〜DragonNightのパスタ

パスタ界のスーパースター、アラビアータとカルボナーラの饗宴。ペペロンチーノとカルボナーラのように、美味しいものを組み合わせる合わせ技1本はよくある話。しかし、辛さと甘さ、陰と陽、ベジータと悟空という交わらないはずの両雄が和解するキセキ。太陽…

白菜クリームパスタ〜冬のファンタジー

白菜、北斎、半角斎(水曜どうでしょうファンしかわからない)。白菜は日本の冬を彩る野菜。中国から輸入されたのは江戸時代後期、本格的な栽培は明治後期と歴史は浅いが旨味は深い。冬野菜の日本代表として鍋には欠かせない白菜だが、鍋に合うなら絶対パス…

ゴルゴンゾーラのクリームペンネ〜チーズの王子さま

幼稚園や小学生の頃『アナトール、工場へ行く』という絵本が大好きだった。ねずみのアナトールがチーズ工場に忍び込んで、チーズを黙って食べる代わりに、味の批評を残していき、その通りに味を変えると工場はたちまち評判となる物語。無類のチーズ好きにな…