生まれ変わったらバターになりたい。食パンはパンが目当てじゃない、バターを食べてるんだ!そんなバター好きに捧げるパスタを紹介したい。ギニュー特戦隊のバータにも食べてもらいたい。満足できなかったらチョコレートパフェを奢ろう。
バターパスタは「アル・ブーロ」
材料や作り方の前に大事な話をする。バターで和えるパスタを「Pasta al burro(パスタ・アル・ブーロ)」という。「al」は「〜に」、「burro」がバター。直訳すると「パスタにバター」。「今日はバターパスタでも作るか」ではテンションが上がらない。「得意料理はパスタ・アル・ブーロです」なんて合コンで言った日にはモテてしゃーない(未検証)。これから作る「背徳の焦がしバターパスタ」はイタリア語では「ブーロ・エ・パルミジャーノ」という。気分によって使い分けよう。バターは地球を救う。
背徳の焦がしバターパスタの材料
- ダル クオーレ 1.7mm:100g
- カルピス社のバター:30g
- コンテチーズ:30g
- マリチャの黒胡椒:20カリカリ以上
パスタの太さはお好みでOK。バターの旨味を受け止めるには多少は太いほうがいい。あまり太すぎると麺が勝ってしまうので1.7mmがベストと心得る。あくまで主役はバター。味を決めるのでカルピス社のような美味しいバターを使ってほしい。有塩、無塩はどちらでもOK。塩魔大王は有塩一択。しょっぱいのが苦手な方は無塩坂で。
重要なのがチーズ。バターの旨味をブーストして加速させる。本来このレシピは北イタリアで考案されたもの。パルミジャーノレッジャーノがオーソドックスだが、バター料理といえばフランスなのでコンテチーズを使った。これが大成功、トラ・トラ・トラ。パルミジャーノだと少しチーズの主張が強い。コンテのマイルドさが最高の夫婦。
背徳の焦がしバターパスタの作り方・レシピ
- チーズを削っておく
- パスタを表記通りの分数で茹でる
- フライパンにバターを投入し弱火で焦がす
- パスタが茹で上がったら皿に盛る
- チーズを削ってパスタに大雪を降らせる
- 焦がしバターをパスタに降臨する
- 黒胡椒を20カリカリ以上する
なんと包丁いらず。それで美味いパスタが出来てしまうのだから、バタ子さんとチーズのコンビはすごい。料理の腕を鈍らせる。だからジャムおじさんの労働が絶えない。
最初にチーズを削っておこう。30g以上を削るのは骨が折れる作業。パスタを茹でてる間でもいいが、先に削っておくと心に余裕が生まれる。
パスタを茹でたらバターを投下。重要なのは火加減。弱火でじっくり焦がしていく。中火にすると真っ黒に焦げてしまう(それはそれで美味いが)。バターが最高に美味しい状態に焦がすまで待つ。恋愛と同じ。恋焦がれてもあせらない。相手の気持ちを溶かして、じっくり焦がしていく。
しょっちゅうフライパンを回してバターを北島康介くらい泳がせる。このバターという奴はクセモノで、放っておくと焦げが底に溜まってしまう。バターは甘いが甘やかしてはいけない。常に運動させる。超気持ちいい。
こんな感じでバターがボディビルダー色になったら成功は目の前。黒すぎてもダメ。ベスト・ボディ・ジャパンで優勝する西川貴教のような色が理想。早く茶色になったら火を止める。
パスタが茹で上がったらお湯を切って先に皿に盛る。
すかさずチーズの豪雪地帯を作る。谷川岳くらいの積雪量でOK。
焦がしバターを回しかけて胡椒もたっぷり。「多すぎっしょ」というくらいがちょうどいい。大は小を兼ねる。これでギニュー隊長も大満足。深夜に作った日なんかカロリー爆弾。死なばもろとも。パスタ道とは死ぬことと見つけたり。
↓↓背徳の焦がしバターパスタの食材↓↓
最後までご覧いただき、あリガトーニ。